皆さま、はじめまして。私は昨年末に入職し、現在支援事業部で働いています。
私はここに来る以前、ミャンマーで数年ほど働いていましたが、そのミャンマーで、2月1日にクーデターが起きました。民衆による抗議デモが広がる中、多くの人たちが怪我をし、亡くなっています。
ミャンマーは、チャイルド・ファンド・アライアンスの加盟団体が支援を行っている国ですが、私にとっても、数年を過ごしたとても大切な地です。お世話になった友達の多くが今もミャンマーにいる中、私は画面の前でただ茫然としているだけで何もできず、もどかしさ・不安・悲しみ・怒りという負の感情ばかりにとらわれ、この感情とどのように向き合っていけばよいのかわからずにいました。
そんな時、友人がこんな言葉をくれました。
“この世界で起きていることを一つひとつ「自分ごと」にとらえていたら、身も心ももたない。でも、自分ごとが増えることは人生を豊かにしてくれる。”
コロナ禍の現在、世の中はこれまでにも増して多くの問題を抱え、世界中に、そしておそらく私のまわりでも、助けを必要としている人はたくさんいます。それぞれ自分自身の生活だって大変。そんな中、全てに目を向けているととても身がもたないけれど、でも気にかける誰かが世界のどこかにいるというのは、それ自体、素敵なことなのかもしれないと、この状況や感情との向き合い方を教えてもらった気がしました。
現在は、支援事業部でネパール事業を担当し、ネパールの子どもたちという、また新たな「自分ごと」ができたことをとても嬉しく思っています。
（支援事業部 ウォルシュ）
